FXの注文方法 ~6種類の注文方法を覚えよう!~

 

FXの注文方法には、いくつかの種類があります。

基本の注文方法から応用まで、詳しく解説していきます。

注文方法の種類

 

6種類の注文方法

 

ストリーミング注文

 

ストリーミング注文とは

リアルタイムで表示されているレートをクリックすることで、

そのレートで瞬時に発注を行う注文です。

言葉では分かりづらいので、ストリーミング画面を見てみましょう!!

 

買い注文の場合

買い注文の場合

これが、一般的なストリーミング画面です。

リアルタイムで為替レートが表示されています。

表示されるレートは、リアルタイムで随時更新されています。

買いたい場合は、赤い部分をクリックするだけで注文できます。

 

売り注文の場合

売り注文の場合

売りたい場合は、青い部分をクリックするだけで注文できます。

瞬時にそのレートで発注されます。

 

シンプルで簡単ですよね♪

どの証券会社でも、同じようにシンプルなストリーミング注文が提供されています。

私も、通常の注文はストリーミング注文を使っていますよ!

初心者の方も、このストリーミング注文であれば簡単に使えるのでオススメです。

 

指値注文

 

指値注文とは、自分が指定した為替レートで売買を行う注文です。

例えば、あなたは、ある通貨を買いたいと思っています。

ストリーミング注文で買おうと思えば瞬時に買えます。

しかし、あなたは今のレートよりもっと下で買いたいと思っています。

 

こういう時に力を発揮するのが、指値注文です。

今の為替レートより下(あなたが買いたい為替レート)に、あらかじめ買いの注文を

入れておきます。これが、指値注文です。

 

レートが目標レートに下がって来たら、自動的に注文が発注されます。

「為替レートが自分の指定したレートに達した時に、自動的に注文が成立する」

指値注文をしておけば、パソコンを離れてもチャンスを逃しません。

 

買い注文の場合

買い注文の場合

現在のレートは90円です。

「今のレートより割安な89円になったら買いたい」と考えた場合、

89円に指値注文をいれておきます。

その後、レートが89円になれば自動的に注文が約定します。

 

売り注文の場合

売り注文の場合

現在のレートは89円です。

「今のレートより割高な90円で売りたい」と考えた場合、

90円に指値注文を入れておきます。

 

ここで、初心者の方は混乱すると思います。

“売りってどういうこと?” “決済注文のこと?”などなど。

 

ここで説明している“売り”は、新規注文の売りです。

 

FXは、買いからでも売りからでもエントリーできます。

 

上がると思えば買いでエントリー、下がると思えば売りでエントリーします。

↑の場合、下がると思うから売りでエントリーしたいと考えているわけです。

売りでエントリーするのであれば、少しでも高いレートで売ったほうがいいですよね。

そのために、現在より有利になる高いレートで待ち伏せするために指値を使います。

 

決済の場合の指値注文も同じです。

今のレートより高く決済したい! 今のレートより安く決済したい!

こういう場合に、指値注文を使って希望するレートに発注しておきます。

 

初心者の方には、少し難しく感じるかもしれませんが、

2,3回注文してみると、すぐに慣れますよ(^―^)

この指値の仕組みを習得しないと、次の逆指値は理解できません。

頑張って習得しましょうね!!

 

そんな余裕はないヽ(`Д´)ノ

そういう方は、ストリーミング注文だけでも大丈夫ですよ♪

専業トレーダーの私も、ストリーミング注文がメインです。

 

逆指値

 

逆指値とは、指値と同じく“値段を指定する”注文方法です。

では、指値注文とどこが違うのでしょうか?

ここからややこしい部分になるので、ゆっくりイメージしていきましょう!

 

買い注文の場合

指値は、現在の値段より“安い値段”で買い注文を出します。

しかし、逆指値は、現在の値段より、”高い値段“で買い注文を出します。

 

買い注文の場合

 

 

売り注文の場合
指値は、現在の値段より“高い値段”で売り注文を出します。

しかし、逆指値は、現在の値段より、”安い値段“で売り注文を出します。

 

 

売り注文の場合

 

 

う~ん、ややこしいですねぇ( ´Д`)

つまり、逆指値は、現在より”悪い条件の時“に取引をします。

 

「それなら今の価格で取引したほうがいいのではないか?」って思いますよね。

でも、この逆指値を上手く使うと、とても便利です。

その代表的な使い方が、“損切り”に使う方法です。

 

損切りするための逆指値

 

相場は、いつも自分の予想通りにいくとは限りません。

予想と逆に行ってしまうこともあります。

予想通りに行かなかった場合は、逆指値で注文を出しておいて、損失を限定させます。

そして、指定したレートになると、自動的に注文が発注されます。

損切り

現在のレートが90円。

外出している間や寝ている間に、価格が85円まで下落した場合、

決済の注文を発注していないと、知らないうちに大きな損失が発生してしまいます。

そこで予想外の損失に対処するには、前もって自分が許容できる範囲内に

損失を限定する注文を出しておく必要があります。

 

ここで力を発揮してくれるのが、逆指値です。

この場合、88円に逆指値を入れておけば、自動的に88円で損切りが

実行されます。

損失を限定するために、逆指値を使うのです

 

う~ん、難しいですねぇ(´Д`;)

これも、2,3回取引してみると、すぐに慣れます。

最初は首を傾げながらの注文になると思いますwww

 

ですが、この逆指値、絶対に習得しておくべきです。

FXで大事なことは、損失を最低限に抑えることです。

相場は何が起きるか分かりません。

不意な暴落などに巻き込まれて、大損する可能性もあります。

それを防ぐのに、逆指値は力を発揮します。

 

私の場合、決済注文はモニターを見ながら、ストリーミング注文で決済します。

しかし、その前に必ずやっておくことがあります。

それは、念のために逆指値注文を入れておくことです。

 

 

急な暴落などに対処するため、新規注文が約定したらすぐに逆指値を入れておきます。

ちょっと面倒くさいですよね。

でも、相場の世界で生き残るためには必要なことですよ!!

 

以上が、基本的な注文方法の説明になります。

次は、応用の注文方法です。

 

IFD

 

ここからは、先程の指値と逆指値を応用した注文方法を解説していきます。

初心者の方が、いきなりこの注文方法を理解することは難しいので、

「こういう注文方法があるんだなぁ」みたいな感じでいいですよ!

FXに慣れてきたら、こういう注文にもチャレンジしていけば、

トレードの幅がグッと広がります。

 

では、IFD注文から解説します。

IFD (If Done)注文とは

「新規注文と、それに対する決済注文を出しておきたい」という時に使います。

新規注文(IF注文)と、その新規注文に対する決済注文(Done注文)を同時に発注する

注文です。

 

買いの場合

 IFD 買いの場合

現在のレートは90円。

「新規で89円の買い指値注文を出すとともに、約定したら利益を確定させるための

90円の売り指値注文を出しておきたい」

このような場合に、IFD注文を使います。

 

売りの場合

IFD 売りの場合

現在のレートは91円。

「新規で91円の売り指値注文を出すとともに、約定したら利益を確定させるための

90円の買い指値注文を出しておきたい」

このような場合に、IFD注文を使います。

 

OCO

 

OCO注文は、決済時に力を発揮してくれる注文方法です。

「利益確定の注文と損切りの注文を同時に入れておきたい」

このような場合に、OCO注文を使います。

 

買いの場合(売りポジションの買戻し)

OCO 買いの場合

90円で“売りエントリー”したとします。

「売りポジションの決済注文として、89円になったら利益確定の注文を、

91円になったら損切りの注文を、同時に出しておく注文です。

 

売りの場合(買いポジションの売り決済)

OCO 売りの場合

90円で“買いエントリー”したとします。

「買いポジションの決済注文として、91円になったら利益確定の注文を、

89円になったら損切の注文を、同時に出しておく注文です。

 

OCO注文は、

パソコンに張り付いていなくても、OCOを出しておけば、自動で決済してくれる

便利な決済方法です。

 

IFO

 

IFO注文とは

IFD注文とOCO注文を合わせた注文方法です。

「新規注文とそれに対する利益確定の決済注文と損切りの決済注文を同時に入れて

 おきたい」

このような場合に使います。

 

買いの場合

IFO 買いの場合

「新規で89円の買い指値注文を出すとともに、約定したら利益を確定させるための

90円の売り指値注文(利益確定)と損切りとなる88円の逆指値注文を出しておきたい」

 

売りの場合

IFO 売りの場合

「新規で91円の売り指値注文を出すとともに、約定したら利益を確定させるための

90円の買い指値注文(利益確定)と損切りとなる92円の逆指値注文を出しておきたい」

 

この方法なら、サラリーマンや主婦でも、1回の注文で全ての注文が出せるので、

後は放置して仕事や家事に専念出来ますね♪  かなり便利ですよ!!

 

注文方法のまとめ

 

以上が、代表的な6種類の注文方法です。

何度も書いていますが、初心者の方にとって全てを理解するのは大変だと思います。

なので、最初はストリーミング注文だけで大丈夫です。

 

中級者や上級者でも、ストリーミングで取引している人はいます。

むしろ、ストリーミング注文がなければ困るほど重要なツールです。

 

取引に少し慣れてきたら、逆指値を覚えてください。

逆指値は、リスクを限定してくれる最も有効な手段です。

 

ストリーミング注文 + 逆指値

 

この2つの注文方法だけで、大抵のことはカバーできます。

私も、この2つをメインで取引しています。

 

注文方法は、FXを始めた誰もが首を傾げながら覚えるものです。

ですが、すぐに慣れます。

 

手法やテクニックばかり重要視され、あまり重要視されていな注文方法ですが

実はトレードの良し悪しを左右する大事な部分なのです。

 

注文方法は、FX会社によっても細かいルールが違うので、

自分にとって使い易いFX会社を見つけてくださいね。

 

詳しくは、コチラから⇒⇒ 現在準備中

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2012年8月28日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:FXの注文方法

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